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ローマ教皇のエジプト訪問

熱心な希望あふれる人々を乗せた車が、果てしない列を成す。そんな車で溢れかえった何本もの道路が、エジプトで最も交通量の多い道の1つに向かっていました。多くの車は、平和への尊い犠牲を追悼する10月6日の戦争記念碑を通る際に速度を緩め、カイロスタジアムの入口で乗客を降ろしました。2000年2月24日、エジプトのカイロでヨハネ・パウロ二世が導く因襲的な集会に参加するため、20,000人を超えるイスラム教徒とキリスト教徒が、凄まじい渋滞や徹底的なセキュリティチェック、そして気が遠くなるような行列に耐えてやってきたのです。「私たちはお互いを十分に知りません。ならば会う方法を探しましょう。」ローマ教皇の訪問に際して掲げられた美しいスローガンです。イスラム教徒の中には、ローマ教皇に挨拶し、信仰と境界を超えた結束が必要であることを訴えたホスニー・ムバーラク元大統領もいました。ローマ教皇は聖堂で礼拝を行い、有力なイスラム聖職者であるアル=アズハル大学の教主タンタウィ師を訪問して同じ問題について議論しました。ヴァチカンのニュースは、「ローマ法王は平和、愛、道徳的価値を守る聡明で賢い人です」というタンタウィ師の言葉を報じました。この集会に対する前向きな反響は、テロや戦闘との戦いの中にいるこの国の指導者たちを刺激しただけでなく、地中海を超えて広がり、平和と理解を求める声が世界中で沸き上がりました。世界中の人々の声は、聞き入れられました。アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領、エジプトのカトリック司教、コプト正教会のタワドロス2世、およびイスラム教の権威であるアル=アズハル大学のアフメト・タイブ師からの招待に応えて、ヴァチカンは3月18日に、「教皇フランシスコは、エジプト・アラブ共和国へのローマ教皇訪問を行う」と発表しました。カイロへの2日間の訪問についての詳細は間もなく公表されます。2016年5月、教皇フランシスコはヴァチカンでのタイブ師との歴史的な会合を受け入れました。教皇はレポーターに次のように話しました。「イスラム教と暴力を同一視するのは不適切であると考えます。これは、正しいことではなく、真実ではありません。」異教徒間の対話と共感に熱心に取り組んでいることで知られる教皇フランシスコは、不和の多い世界において協和を生み出すような影響力を持っています。教皇のエジプト訪問は、間違いなく隔たりを埋めるための架け橋となるでしょう。